〜米づくりの頑固おやじとの出会い〜
私の家は、裕福な家庭ではなかったので、小さい頃から田植え・稲刈りなどで、多少の経験と知識はあるつもりでした。でも、鈴木さんらとの出会いは、驚きの連続でした。
土地(土俵)づくりからのこだわり、水へのこだわり、苗づくりも他人任せにはしない。一番大事な苗がごまかされたら、本当にいい物は絶対できないから、自分達で作る!
そして、自分達の住んでいる土地、気候、全ての事に対しての感謝の心を持っておられました。「この土地(白河)は、朝晩の気温の変化が激しいんだよ。だから、おいしいお米ができるんだ。」(後ろには、那須連邦が見えます)
「ありがたいよ。米ができあがる登熟期には最適な気候なんだ。」と……・・。
肥料は、この土地にあった独自の肥料を使っておられました。「有機肥料を使っているんだ!ねずみも食べてしまうんだよ!」「肥料だって大切なんだ。何を使ってどこで取れたか分からない肥料は、使いたくないから。」
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